<rss version="2.0" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"><channel><title>SPECIAL CONTENTS | ワタナベエンターテインメントDiverse Theater第2弾「Too young」</title><link>https://tooyoung.westage.jp/posts/categories/12674872</link><description>SPECIAL CONTENTSの一覧</description><atom:link href="https://tooyoung.westage.jp/rss.xml?categoryId=12674872" rel="self" type="application/rss+xml"></atom:link><atom:link href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" rel="hub"></atom:link><item><title>『稽古場レポート』＆『(演出)日澤雄介コメント』</title><link>https://tooyoung.westage.jp/posts/58080696</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;舞台『Too Young』稽古場レポート――孤独にさせない、覚悟と優しさの物語&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　初日を目前に控えたこの日、衣裳付きでの通し稽古が行なわれた。その様子と、通し稽古を終えた直後の演出・日澤雄介氏のコメントをあわせて紹介する。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/67bd8105e63879d1b48df9554b618b8f_1f2b910b17d14994f4872247e9171291.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　稽古前、雑居ビルの屋上を模したセットの上に立たせてもらうと、わずか2メートルほどの高さでも足がすくむ。実際の歌舞伎町でそこに立ったら、眼下にはどんな景色が広がるのだろうか。記憶のなかの新宿に思いを巡らせるうちに、キャストが思い思いにウォーミングアップを始める。手にした台本にはびっしりと書き込みがあり、1ヶ月あまりの稽古の積み重ねを感じた。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　キャストは順にヘアメイクと着替えを済ませていく。登場人物たちは皆「普段着」だが、稽古着から衣裳に変わるだけで一気に役の空気をまとったのがわかる。とりわけ「トー横界隈」の住人を演じる面々は普段とはガラリと雰囲気が変わり、稽古場に「トー横」の空気が流れ込む。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　なお、本番用の衣裳はポスターなどで見られるビジュアルとは異なり、さらに本番に向けて髪を染めるキャストもいるという。それぞれのスタリングがどう仕上がるかは本番までのお楽しみにしていただこう。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　物語は、興信所の調査員・本郷信吾（演：宮﨑秋人）が、雑居ビルの屋上から飛び降り自殺した少女・茉姫の母・亀山裕子（演：朝海ひかる）から「娘の生きた足跡をたどってほしい」と依頼を受けるシーンから始まる。ショッキングな導入ながら、絶妙に噛み合わない二人の会話にはどこかおかしさもある。席で見ていた綱啓永が思わず吹き出す瞬間もあった。亀山の切羽詰まった言葉には白々しさが漂い、本郷は誠実な人柄が伺える一方で、「社会人としての顔」を見せているだけにすぎないのでは、という気配もある。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/10a074f6fd6be99c26517017118d0743_8d2530394dea7d39cc0477acda6f2011.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　場面が変わり、「トー横」に集うショーヘイ（演：岡島遼太郎）、カコ（演：大石愛陽）、ジャック（演：綱啓永）のシーンへ。明るくじゃれあう3人の姿に驚いた。「トー横キッズ」という言葉から連想される薄暗いイメージとは対照的に、「気のいい兄ちゃん」風のジャックと、その大人をからかいながら甘えるショーヘイとカコ。微笑ましい関係性の一方で、「またみんないなくなっちゃった」「ほかに行くところなんてない」というカコの言葉が、静かに胸に残る。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/041c0bccff50e23d3a0c9163c5c0c08d_f588228f0775b6e49e366ccc520474ef.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　続く本郷とジャックの回想シーンでは、異なる立場で「トー横」に関わる二人の大人が、それぞれ何を抱えているのかが浮かび上がる。その表情の揺らぎは、劇場で見逃さずに受け取ってほしい。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　一方、自ら命を絶った茉姫（演：伊礼姫奈）の「話してよ、隠されるほうがつらいよ」という真っすぐな言葉が胸に刺さる。不器用な大人たちに比べ、子どもたちはよほど素直に誰かを求め、心を差し出し、痛みを分かち合おうとする。そんな彼らに対し、大人たちは何ができるのか――。自問自答を繰り返す本郷を演じる宮﨑の集中力は圧巻だった。何かから逃げた大人が再び前に進もうとする、そのエネルギーはいかばかりか。宮﨑は出番の合間も神経を研ぎ澄ませ、本郷として立つたびに熱量を高めていく。その姿からは、「きれいごと」をきれいごとで終わらせない強い覚悟がにじんでいた。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/a1115d9f6fd20214e77a53705c39a478_0ace2d1ed1f7c9d983b8f4dd4e3f2015.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　物語は本郷と茉姫の父・高田（演：玉置孝匡）との会話を経て一気に加速し、終幕へ。カーテンコールの流れまでを通して、休憩なし・1時間50～55分ほどで通し稽古は終了となった。スタッフ一同から拍手が起こるも、すぐさま確認作業に移り、日澤から衣裳やヘアスタイルの細かい部分にもオーダーが入る。休憩のあとは日澤からのノートを踏まえて、いよいよ最終段階の調整が進められていく。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/e0e0048d89b7dd7ffdbd3fb97160c18d_b85a4ea692baa302595dca25c229cac0.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　自殺や性暴力といった繊細な話題を扱う作品だけに、ガツンと殴られるような、ある種の激しい感情に当てられる覚悟で取材に臨んだ。しかし、実際に感じたのは、役者たちの圧倒的な熱量の奥にある優しさだった。それは誰かを否定するためではなく、受け止め、包み込もうとするような――。その温もりの感触を、劇場で確かめたい。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　舞台『Too Young』では、キャストによるアフタートーク、観劇体験をさらに深めるトークイベント「語り合い～TooYoungをきっかけに～」の開催も決定している。また、11月12日（水）23：59までの期間限定・数量限定で、本作のメインビジュアルポスター（非売品）が特典として付く『ポスター付きチケット』が販売中。さらに、対象公演限定で来場者特典オリジナルステッカーのプレゼントも。そのほか公演の詳細は公式ホームページにて。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/7cffef77e7a99fb243b7a300fb588edb_99c90297ab80034d6afd4a5fb3448a5c.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;▼演出：日澤雄介より&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　緊張感のある非常にいい通し稽古だったと思います。音や照明のイメージもすでに掴めているので、劇場に入り空間が整ったときに、人間関係のより深い繋がりが立ち上がる――そんな手応えを感じています。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;　演劇においてはその瞬間瞬間に起こることを新鮮に受け止め、素直に反応していくことが何より大切です。そして、1ステージごとに俳優の色が変わっていくのが舞台の醍醐味でもあり、それが絡み合い人間関係の密度をより高め、舞台としての熱量を上げる。その化学変化が起こるのは、劇場に観に来ていただけたお客様がいるからです。皆様がこの作品の最後のピースになると思います。どのような作品になるか僕自身、とても楽しみです。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　「トー横」という言葉が目を引きますが、先入観を持たずに観ていただきたいです。一つの場所に引き寄せられた「普通」の人たちが、その場所でどう関わり合い、どう変わっていくのか、あるいは変わらないのか。俳優たちを通して、観てくださる皆さんに確かに届くものがあると信じています。楽しみにしていただければと思います。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p style=&#34;text-align: right;&#34;&gt;取材・文／榊恵美　撮影／遠山高広&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;</description><pubDate>Mon, 10 Nov 2025 10:00:31 +0000</pubDate><guid>https://tooyoung.westage.jp/posts/58080696</guid><dc:creator>ワタナベタロウ</dc:creator><category>SPECIAL CONTENTS</category><enclosure length="0" type="image/jpeg" url="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/67bd8105e63879d1b48df9554b618b8f_1f2b910b17d14994f4872247e9171291.jpg"></enclosure></item><item><title>演出『日澤雄介ソロインタビュー』</title><link>https://tooyoung.westage.jp/posts/58047723</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;新宿・歌舞伎町に集う「トー横キッズ」を題材に、現代を生きる誰もが抱える生きづらさを丁寧に描く本作。その演出を手掛ける劇団チョコレートケーキの日澤雄介に、作品に込める思いを聞いた。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/1053ee6e61af6c5d083393ebf1d063ec_a97fa7fe0157b60b0f7e14f697f6763e.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;なぜ子どもたちは「トー横」に集まるのか&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;&lt;br&gt;&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;――本作の脚本は、日澤さんと同じく劇団チョコレートケーキに所属する古川健さんが担当されました。古川さんの作品としては珍しく、現代の新宿が物語の舞台となっています。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：社会的に話題になっている「トー横」という題材をこのタイミングで扱うのは、とても興味深いと思いました。古川くんが現代劇を書くのも珍しいですし、僕にとっても「今」を演劇で描く経験はあまり多くはないので、いいトライになるだろうとやりがいを感じましたね。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;――お二人とも、これまであまり現代を舞台にした作品を手掛けてこられなかった印象がありますが、その理由はどのあたりにあるのでしょうか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;日澤：そういった作品を避けていたというわけではないんです。そもそも演劇で「今この瞬間」を題材にすること自体が、実はそう多くはないんじゃないかなと思います。それに、僕自身が過去の事象だったり、これまでの社会構造といったところに主眼を置く作品に取り組んできたなかで、「トー横」もあくまで社会構造の一つであると認識しています。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;――「トー横」や「トー横キッズ」という存在を、日澤さんはどのように受け止めていますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：「トー横」で起こっている事象自体を見て「遠いな」とは感じていました。若者が街角に集まって、何をするわけでもなく話をしたりして過ごす。ある種の希薄な人間関係、何にも影響されない距離感があって、そこで犯罪が起こることもある。そういう事象に対して、「どうして集まるんだろう」という疑問があったんです。いろいろと本を読んだり、稽古場でディスカッションしたりするなかで印象的だったのは、「ごく普通のことが、たまたまトー横で起こっているだけ」だということ。トー横が特別なのではなく、例えば教室や部活動、児童館でも同じことが起こっているんだと言われると、確かにそうだよねと感じる瞬間が多かった。そういう意味での発見が日々あって、「トー横キッズ」も同じなんだな、と今は受け止めています。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;――一方で、「トー横」ならでは、今の時代ならではの側面というといかがでしょうか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;日澤：僕らが若い頃と比べて何が違うかと言えば、やっぱりインターネットなんですよね。情報の量やその受け取りやすさ、渡しやすさがここ数十年で全然違うんですよ。むしろ違いはそこしかないというくらい、絶対的だと思いました。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――インターネットという「リアルではない場所」が広がった今も、人はやはりリアルな場で他者と関わろうとします。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;日澤：不思議ですよね。インターネットで不特定多数の人間と繋がりを持てる社会のなかで、それでもネット上ではなくリアルな場を求めるのは、いつの時代も変わらないんだなと。学校や家族といったところに何かしらの居心地の悪さ、居場所のなさを感じる子どもたちが、昔であれば近所の公園に集まっていたのが、今はネットで「トー横に集まれるよ」という情報を得て実際に足を運んでいる。そういう情報が入ってくるということが、すごく特殊なのかなと思います。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/d74af5e7d8551289d006263abda4037b_33962a4cec8e224519a3ef7099fe4920.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;誰もが持っている「間違える」という人間らしさ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;editor__drop-marker&#34;&gt;――本作では、興信所の調査員・本郷（演：宮﨑秋人）が、トー横で娘を亡くした母親の依頼を受けたことから物語が動いていきます。本郷という人物をどのように描こうとされていますか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：秋人さんが演じる本郷さんのポジションは難しいんですよ。本郷さんも屈折を抱えている人物で、彼がトラウマを刺激されながらも、いったいどういう心境でトー横という場所に足を踏み入れていくのか。本郷さんのいわば「やる気スイッチ」を探しながら稽古を進めています。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――調査の過程で本郷が出会うのが、綱啓永さん演じるジャック。トー横を「卒業」できていない大人であり、子どもたちを見守る存在です。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：ジャックさんはちょうどここ数日の稽古で、方向性を変えようかなといろいろ試しているところなんです。トー横に居ついている人物なので、少し影があって、兄貴肌でもあって、というふうに綱さんに取り組んでもらっていたんですが、むしろもう少し友達に近い感覚で若い子たちに接したらどうなるんだろう、と。綱さん自身が笑顔が魅力的な方で、特に秋人さんと一緒にいるとすごくニコニコしているんですよ。ジャックという人物にもそういう瞬間があっていいんだよなと思いながら、そこにいる存在感というものをどうやって作っていこうか、今まさに考えているところです。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――「トー横キッズ」を子どもだけの問題ではなく社会全体の問題として描きつつ、本郷・ジャックをはじめとする大人たちを「悪者」には描かない。そのバランスはどのように意識されていますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：「悪者」というか、彼らは「間違えてしまった」人たちではあるけれども、そもそも人間は間違える生き物ですから。その間違いに気が付いて、反省して、また新しく人間関係を築いていくということ、「いつでもやり直せる」ということを大切にしたいと思っています。どうしても影の部分に目が行ってしまいがちですけど、役者さんたちが明るいので、彼らの愛嬌、人間味みたいなところを出していけるんじゃないかなと思います。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;「大したことない、大丈夫だよ」とお伝えできるような作品に&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;――先ほどの「いつでもやり直せる」というお話について、もう少し詳しく聞かせてください。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：人間はいつでも、どこからでもやり直せると思います。誰もがみんなすごくいろいろなことを抱えていて、みんな大変なんだけど、でもきっと大したことない、大丈夫なんです。大人も子どもも関係なく、ストレスで自分を追い込んでしまったり、バランスがわからなくなって潰れてしまったりするじゃないですか。でも、別の視点から見てみたら意外に大したことではなかったりする。生きていればやり直せる。生きていれば、「大したことない」と気付くことができる。そして、結局「ちゃんとしている人」なんか一人もいないんです。「大人」だって、18歳になった、20歳になったっていうだけで、不完全なものだという事は変わらないですよ。みんなそれぞれ、いろいろなものを抱えて生きている。そういうことをこの作品でも考えていきたいなと思っています。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――日澤さんご自身がいい意味で「大したことない」と思えたできごとはありますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：例えば、昔ある現場で「これはもうダメだ」と思ったことがあって。僕がやろうとしていることと、まわりの人が求めていることが違っていたりして、煮詰まってしまったんです。そのときに妻に「やれることをやればいいんじゃないの」と結構さらっと言われたんですよ。僕もふっと力が抜けて、マイナスな気持ちを抱えたまま向き合うのが一番つらいんだということに気付いた。それで「結果はどうあれ、もうちょっとがんばってみようかな」と思って乗り切ることができた、という経験がありました。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――本作をご覧になる方のなかには、登場人物たちと似た経験を持つ方もいらっしゃるかもしれません。そうした「今まさにある問題」を題材にするうえで、どのような点を意識されていますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;日澤：『Too Young』では繊細な題材を取り扱っているので、台詞や表現の仕方においてある種の劇的なものは求めつつ、観てくださる方への配慮は欠かせないということが一つですね。もう一つ僕がこの作品で言いたいのは、結局、人と人とが関わることによってしか乗り越えられないのではないか、ということ。自分だけで乗り越えようとしてもしんどいんですよ。人間関係が希薄なトー横というコミュニティを描いているんだけれども、そのなかでの人の温もり、人と人との関わりをしっかりと表現することによって、観ているお客様にも「一人じゃないんだな」と思っていただけるようにしたいなと思っています。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;editor__drop-marker&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――最後に、舞台『Too Young』をどのような作品したいとお考えですか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;日澤：まずは、この作品に出てくる登場人物のみんなが愛おしく感じられる舞台にしたいなと思っています。いいとか悪いとかっていうのはどこから見るかの問題であって、「トー横」も僕たちのような外側の人間が見ると、「あの人たち、何をやっているんだろう」と思うんだけれども、内側に入って話してみると、なんてことはないんですよ。いい悪いとか善悪という二面で片付けてしまうのではなく、人間にはその両方があって、みんなバランスを取りながら生きている、そのバランスが崩れたときにいろんなことが起こったりぶつかりあったりする――それは個人も地域も国も変わらないと思います。本作では7人の俳優さんを通して、今の社会って生きづらいこともたくさんあるけれども、でも少し視野を広く持って、肩の力を抜いて、ちょっと空でも見上げてもらえるような気持ちになってもらいたい。お客様が少しでも「大したことないかも」と思えるような、少し足取りが軽くなって劇場を出られるような、そんな作品にしたいなと思います。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p style=&#34;text-align: right;&#34;&gt;取材・文／榊恵美　撮影／遠山高広&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/c73995f3e5b31b8ab8486f358e94b6d7_04477d0867ea12060460ac44ae322941.png?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;</description><pubDate>Tue, 04 Nov 2025 11:00:18 +0000</pubDate><guid>https://tooyoung.westage.jp/posts/58047723</guid><dc:creator>ワタナベタロウ</dc:creator><category>SPECIAL CONTENTS</category><enclosure length="0" type="image/png" url="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/1053ee6e61af6c5d083393ebf1d063ec_a97fa7fe0157b60b0f7e14f697f6763e.png"></enclosure></item><item><title>宮﨑秋人×朝海ひかる『特別対談』</title><link>https://tooyoung.westage.jp/posts/58047632</link><description>&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;11月13日（木）〜24日（月・祝）、東京・紀伊國屋ホールにて上演されるワタナベエンターテインメントDiverse Theater 第2弾『Too Young』。新宿・歌舞伎町「トー横」を舞台に、興信所の調査員・本郷（演：宮﨑秋人）が、自ら命を絶った少女の母親（演：朝海ひかる）から「娘の死の真相を知りたい」という依頼を受け、やがて「トー横」に出入りする人々の心の内側に潜り込んでいく――。「正解」のない現代の社会課題に真正面から挑む本作について、宮﨑、朝海に意気込みを聞いた。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/1cf268ffa4e69ecca826629f01d324fd_5c5f2a8f99c1c684de5ff34b31c21c89.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;「私たち」全員が当事者であるということ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;editor__drop-marker&#34;&gt;ーー「Diverse Theater」は、ワタナベエンターテインメントがさまざまなクリエイター、プロデューサーとコラボレーションし、演劇の新たな可能性を拡げる実験的プロジェクトです。宮﨑秋人さんが主演を務める第2弾『Too Young』では、劇団チョコレートケーキの古川健さんが脚本、日澤雄介さんが演出を手掛けます。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：プロデューサーから「どなたと作品づくりをしたいか」と聞かれて、以前『アルキメデスの大戦』でご一緒した古川さんと日澤さんのお名前を挙げました。お二人が快諾してくださったと伺ったときは本当に嬉しかったです。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;ーー古川さん・日澤さんによるオリジナルストーリーで、新宿・歌舞伎町「トー横」を舞台にした現代劇という意外性のある本作ですが、当初からそういった構想だったのでしょうか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：その時点ではまったく決まっていませんでした。古川さんと日澤さんですし、やっぱり昭和初期の実在の人物や事件がモチーフになったりするのかなとも思ったんですが、いろいろなアイデアが出るなかで「あえて現代劇をやろう」という方向性にまとまりました。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：その時点でもう、すごく意欲的ですよね。私も古川さん・日澤さんと日本の現代があまり結びつかないというか、そういう作品を拝見したことがなかったので意外でした。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：まさしくいろんな挑戦が詰まった企画だなと思います。お二人がお得意な時代モノをやるのであれば、僕が劇団チョコレートケーキさんの作品に参加すればいいわけで。今回は「Diverse Theater」と銘打って、ワタナベエンターテインメントがお二人とタッグを組んでつくる意義を探していくなかで、現代の「トー横」を題材にすることになりました。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：日澤さんはどんな作品でも人の感情や人間ドラマを大切にされる方だと思うので、私もついていくしかないという気持ちです。そして古川さんが脚本を書かれた作品への出演ははじめてなので楽しみにしていたんですが、お二人は本当にツーカーの関係で作品をつくっていらっしゃる。役者として、とても安心して船に乗れるなあと思いながらお稽古に励んでいます。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;ーー私たちが生きる現代社会を舞台にした『Too Young』。物語は「トー横キッズ」である少女がビルから飛び降りて命を落としたことをきっかけに物語が進んでいきます。脚本をお読みになったときはどう受け止められましたか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：そうですね……やはり「重い」な、軽々しく感想を言える題材ではないな、というのが最初の印象でした。私自身、現代に存在する社会問題をドキュメンタリーチックに上演するというのはあまり経験がないので、これは大変だぞと思いましたね。それに、顔合わせのときにプロデューサーさんや日澤さんが、「子どもだけの物語としてではなく、観劇された方みんなが共感してくださるように」とおっしゃっていたのも印象的でした。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：この作品では「大人」もしっかり描かれているんですよね。トー横や歌舞伎町についての本を読んで、そこに出入りしている当事者のインタビューや生い立ちに触れて、「こういう子どもたちは実際にたくさんいるんだ」と感じました。一方で、その親のほうに思いを馳せることはあまりなく。ですが、古川さんは子どもだけでなく大人にもスポットを当てて、「これはみんなの話なんだ」という視点で書かれている。全員取りこぼさずに「みんなで」考えましょう、と投げ掛ける作品だと感じました。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/94ebac272b35642d64eb5e96803bb77f_49545acd9a9238b8cc418dccbc5b294d.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;誰もが未熟さを抱えたまま生きている&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;ーー稽古場では「トー横」についての講習会やディスカッションを通じて、物語や役についての解釈を深めていらっしゃる最中だそうですね。演じる役どころについて現時点ではどう捉えていらっしゃいますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：本郷はもともと前向きでポジティブな人間だったんだと思います。でも過去の仕事での経験がきっかけで、時間に取り残されているというか、前に進めなくなってしまっている。今は興信所の調査員としてちゃんと仕事をしてはいるけど、感覚的にはその日暮らしのような、何に熱を入れるでもなく生きている男、という印象ですね。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：私が演じる母親については、彼女なりに本当に一生懸命生きているんだな、ということはすごく感じています。悲劇的なことに、娘と心を通わせることはできていないんですが、だからといって母親が悪いかというとそうでもなくて。家族を想っているからこそ、生活のこと、経済的なことを意識しすぎてしまって、結果的に家族の優先順位が下がっていたというか。そういうジレンマが彼女のなかでぐるぐる回っていて、葛藤を抱えながらも一日一日を懸命に生きていたんだろうなと思います。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b&gt;ーー子どもだから未熟で、大人だから成熟している、と線引きできるものではなく。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：誰でもみんな、何歳であろうと未熟な心を持っている、心に何かを抱えている、その象徴としての『Too Young』というタイトルなのではないか、というのが私なりの解釈です。ほかの登場人物もそうですし、この現代で生きていらっしゃる方々それぞれ、そういう面はお持ちなんじゃないかなと思います。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：「大人」ってそれこそなんだ？と。僕は今35歳ですけど、自分を大人だとは思わないですし、でも子どもは子どもだなって思うんですよ。10代20代の子を見ていたら、「若いな～」とか「まだ子どもだからな～」とか思ったりします。だからといって、子どもではないことがイコール大人かというと、そういうわけでもないじゃないですか。それはきっと本郷にとっても見つかっていないところなんだろうなと。……大人ってなんですかね？&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：ね。大人って、なんだろうねえ。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：自立していれば大人、なんて簡単なことでもないだろうし。よくわかんないですね（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;ーー本作ではまさに、子どもだけでなく大人が抱える孤独やトラウマといったものも丁寧に取り上げられていますね。一方で「役者」としてのお二人はいかがでしょうか。宮﨑さんはデビューから約15年、確たる手応えのようなものは？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：全然ないですよ（笑）。いまだに何にもわかんないなって思います。新しい台本をいただくたびに「台本ってどうやって覚えればいいんだよ」って思ってますし。もうちょっと自分なりのやり方みたいなものが見つかるのかなって思っていたんですけど、まだまだわからないっていうのが現状ですね。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;ーーただ、本作ではこれまでとは少し違ったアプローチをされていると伺いました。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：実は今回、稽古に入る少し前に日澤さんにお時間をいただいたんです。ここの台詞の意図を捉えきれていないとか、この台詞は少し言いすぎているように感じるとか、細かい部分を全部洗い出して相談させてもらいました。もともとは「脚本に書かれたものは一字一句やる」というスタンスだったので、そういう意味では作品や役に対しての向き合い方が少し変わってきたのかなと思います。でも、何歳になってもこのままなんだろうな、毎回「台本ってどうやって覚えるんだっけ」と思いながら歳を重ねていくんだろうな、段々覚えにくくなっていくんだろうな、って思います（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;ーー朝海さんも、宝塚歌劇団を経て現在までトップランナーとしてご活躍を続けられています。ご自身のなかで「役者として一人前になれた」と感じた出来事はありますか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：いや、ないですね。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：ないんですか（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：ないですね……。毎回「これじゃあダメ」って思っています。何もうまくなっていないし、何もよくなっていないし、自分の姿を見るのも本当は嫌なんですよ。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：ええ～⁉&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：自分が出ている映像を見て勉強しなきゃいけないっていうことはわかってるんです。でもダメなところを直視したくないから手で顔を覆いながら見て、「あんな出来なら、もう人前に出たくない」って思っちゃう。もちろん舞台の上ではそんなこと考えていないですけど、ステージから降りたら、ただただ反省の毎日です。&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/e266ff845a0cf0a145878149bc020167_920df492f2e0d784b96fac88cec40363.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;街と地続きの劇場だからこそ感じられる何か&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――本作には「トー横キッズ」と年齢の近い、10代後半～20代前半の方もご出演されます。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：今回が初舞台だっていう方もいますが「しっかりしてるな！」って思います。すごいなあって。僕がデビューしたばっかりのころは「できません」「わかりません」を前面に出していたのに、彼らからは意地でも食らいついていってやるという気概を感じます。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：私も皆さんと同じくらいの年頃のときは、まだ人様の前に出られるような人間ではなかったので（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：ははははは！　そんなことあります？（笑）&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：ほんとに（笑）。だから本当にすごいなと、感心しかないんですけれども。それから、私の台詞で「亭主元気で留守がいい」というお決まりのフレーズがあるんですが、10代の方々はおろか、20代の綱さんも「知らないです」「どういう意味ですか？」って言うんですよ。かつては当たり前だった価値観も変わっているんだ、と改めて感じて、日々意識がアップデートされていますね。それこそ秋人くんが子どものころから今も、だいぶ違うじゃない？&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：そうですね。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：今この作品を通して、社会の変化をすごく感じています。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;editor__drop-marker&#34;&gt;&lt;b&gt;――物語の舞台となる新宿も、世相を反映しながら常に変化してきました。新宿という街にはどのような印象をお持ちですか？&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：僕は東京育ちですけど、もともと怖い街だなあっていう印象はありましたね。2000年代に一斉摘発があったりして変わったなとは思いましたけど、でも新宿らしい「怖さ」はやっぱりあって。それはもう文化だな、それはそれで新宿らしくていいんじゃないかな、と思いますけどね。新宿で僕が馴染みがあるあたりというと三丁目ですかね。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：高島屋があるあたり？&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：伊勢丹と二丁目の間あたりの、まあ飲み屋街ですね。一人で昼から飲んでます。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：そうなんだ（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：それこそ紀伊國屋ホールで観劇したあとに飲み屋さんに入ると、友達がたまたまテラス席にいたりして、それで一緒に飲んだりとか。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：へぇ～！　素敵な休日。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：僕、居酒屋で出会ったサラリーマンの方と一緒に飲んだりします（笑）。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：それはすごい（笑）。私は東京出身ではないので、新宿といったらまさしく「大都会」、いいものから悪いものまで全部が詰まっている街というイメージですね。怖いとか危ないっていうことではなく、気持ちをグッと入れないといけない、パワーが必要な街だなと思います。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;b&gt;――新宿という街に集まる人のエネルギーは圧倒的だなと感じます。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：そうなんです。渋谷や銀座ともまた違う、新宿独特のパワーがあるなと思います。でもありがたいことに、一度公演をさせていただくともうそこが自分の「シマ」のような感覚になるんですよ。それこそ新宿駅から紀伊國屋ホールに行く最短ルートだとか、「あ、ここから降りたらここに行けるんだ」とか。一回探り出すととても楽しい、探検もできる街だなあって思います。少しずつ攻略していくような、そういう楽しみができるようになりました。&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;editor__drop-marker&#34;&gt;&lt;b class=&#34;&#34;&gt;――ご観劇のお客様にもぜひ、新宿という街を感じていただきたいですね。それでは最後に、公演を楽しみにされている方に一言いただけますか。&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;朝海：『Too Young』という意欲作が、観てくださった方にとって、家族やまわりの人のことを誰かと話し合うきっかけになったらいいなあと思います。それが他愛のない話であっても、会話することが前に進むきっかけになったら、と願っています。がんばります！&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;宮﨑：歌舞伎町が題材の演劇を、紀伊國屋ホールという新宿のド真ん中で上演します。劇場のなかで歌舞伎町を感じて、観劇後に劇場の外に出て新宿を浴びる。なかなかない、おもしろい演劇体験をしていただけるんじゃないかなと思います。がんばります！&lt;/p&gt;&lt;p class=&#34;&#34;&gt;&lt;br&gt;&lt;/p&gt;&lt;p style=&#34;text-align: right;&#34;&gt;取材・文／榊恵美　撮影／遠山高広&lt;/p&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#x9;&lt;img src=&#34;https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/7483604b0f57c685f70848fbd27ac10f_00dffe6ac284cb4c46781b4fccb10965.jpg?width=960&#34; width=&#34;100%&#34;&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&lt;/div&gt;&#xA;&#x9;&#x9;&#xA;</description><pubDate>Tue, 28 Oct 2025 10:00:25 +0000</pubDate><guid>https://tooyoung.westage.jp/posts/58047632</guid><dc:creator>ワタナベタロウ</dc:creator><category>SPECIAL CONTENTS</category><enclosure length="0" type="image/jpeg" url="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/2887619/1cf268ffa4e69ecca826629f01d324fd_5c5f2a8f99c1c684de5ff34b31c21c89.jpg"></enclosure></item></channel></rss>